キュア・アップがニコチン依存症の治療用アプリを日本で初めて承認申請

解析対象572例の治験結果を発表

2019/05/31 06:00
高橋 厚妃=日経 xTECH/日経デジタルヘルス

 キュア・アップ(東京・中央、佐⽵晃太社長)はこのほど、ニコチン依存症を対象とした治療用アプリをプログラム医療機器として医薬品医療機器総合機構(PMDA)に日本で初めて承認申請した。

キュア・アップの治療用アプリのコンセプト
(出所:キュア・アップ)
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 2019年5月30日に都内で記者会見を開催し、治験(フェーズIII)の結果を発表した。禁煙外来で標準的な治療を受けながら治療用アプリを利用した場合、治療開始後9週目から24週目まで禁煙を継続している患者の割合は63.9%で、治療用アプリを利用しない場合は50.5%だった。「統計学的有意に高く、ニコチン依存症の治療⽤アプリが禁煙の継続に寄与したことが⽰された」(キュア・アップ)とした。

治験結果を説明する、さいたま市立病院内科の科長で慶應義塾大学病院禁煙外来の舘野博喜氏
⽶国ダラスで開催された⽶国胸部学会(ATS)2019でも結果を発表した。(写真:日経 xTECH)

 今回のフェーズIIIの解析対象は、禁煙外来を受診するニコチン依存症患者572例だった。うち285 例がキュア・アップの治療⽤アプリを使⽤する群に、287 例が対照群のアプリを使⽤する群に無作為に割り振られた。治療開始後9週目から24 週目までの継続禁煙率が、今回のフェーズIIIの主要評価項目である。治療用アプリを利用した群の継続禁煙率は、285例中182例の63.9%、対象群では287例中145例の50.5%だった。「治療用アプリに関連のある有害事象は無かった」とさいたま市立病院内科の科長で慶應義塾大学病院禁煙外来の舘野博喜氏は報告した。現在、論文を投稿する準備をしている。

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