NECが創薬事業を手掛ける企業に、定款を変更し宣言

個別化ネオアンチゲンの臨床試験を欧米で開始へ

2019/05/28 06:00
高橋 厚妃=日経 xTECH/日経デジタルヘルス

 NECはフランスTransgene社と共同で、がんを対象とした個別化ネオアンチゲンワクチンの臨床試験を欧米で開始する。2019年5月27日に開催した記者会見で、NEC執行役員ビジネスイノベーションユニット担当の藤川修氏は、「NECは創薬事業を行う企業になる」と宣言した。2025年に事業価値3000億円を目指す。

AI技術を活用した個別化ネオアンチゲンワクチン
(出所:NEC)
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 これに合わせて同社は、定款の事業目的に、「医薬品、医薬部外品、試薬その他の化学製品の製造及び販売その他の処分並びに医療支援サービス及び検査サービスの提供」とする項目を新設する。2019年6月に開催する株主総会で決議する。

 第一弾として開発するのは、頭頸部がんと卵巣がんを対象とした個別化ネオアンチゲンワクチン。ネオアンチゲンとは、がん細胞に遺伝子変異が起きた際に発現する抗原で、正常細胞には発現していない。体内では、免疫細胞が抗原を検出して免疫反応を起こし、がん細胞や異物を排除しようとする。ネオアンチゲンワクチンは、がん細胞に特異的なネオアンチゲンを特定してワクチンとして投与し、体内の免疫反応を利用して抗がん作用を発揮するもの。

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