「働く人を中心とした、建設現場のテレワークシステム」を旗印にコベルコ建機が開発を進める「K-DIVE CONCEPT(ケー・ダイブ・コンセプト)」の一端が見えてきた。

 同社は2019年5月22日、幕張メッセで開催された建設・測量生産性向上展で、同技術の2025年の実用化を目指し、日本マイクロソフトと協業すると発表した。コベルコ建機の持つ建機の遠隔操作技術に、日本マイクロソフトのクラウドサービスやAI(人工知能)技術を組み合わせて開発を加速させる。

遠隔操作の建設機械の開発で協業を発表したコベルコ建機の山崎洋一郎部長(左)と日本マイクロソフトの鈴木貴雄本部長
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 「K-DIVE CONCEPTは次世代の遠隔操作技術であり、働き方そのものを変える。社会が抱える課題を解決するテレワークシステムだ」。コベルコ建機の山崎洋一郎技術開発本部先端技術開発部部長はK-DIVE CONCEPTが単なる建機の遠隔操作ではないと強調する。実現すれば人や場所、時間に縛られず、建設現場で働けるようになる。建設技能者の不足や、現場無人化による生産性の向上が期待できるとする。

「K-DIVE CONCEPT」の概念図。建設現場に赴かずに建機を遠隔操作するテレワークシステムの実現を目指す
(出所:コベルコ建機)
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 日本マイクロソフトは同社のパブリッククラウドサービス「Azure」をK-DIVE CONCEPTに導入し、遠隔操作の円滑化や可視化などの実現を支援する。協業のテーマは「音声やジェスチャーによる操作」や「作業者の技能や出来高によって最適な現場を割り振る基盤」、「作業内容のデータ分析」などとなる。

 「オフィスの働き方改革は経験したが建設現場は当社にとって新たな領域。安全、快適な作業環境を実現したい」。同社の鈴木貴雄サービス事業本部デジタルアドバイザリーサービス本部本部長はこう意気込む。

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