「令和の幕開けとなった2019年はパソコン業界も様々なイベントがある。似たような状況だった2014年と同様、今年も需要増を見込んでいる」――。NECパーソナルコンピュータ(NECPC)の河島良輔執行役員は2019年5月14日に開催した夏商戦向けパソコンの発表会でこう力を込めた。

モバイルPC「LAVIE Pro Mobile」を発表する、NECパーソナルコンピュータの河島良輔執行役員
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 「様々なイベント」とは、2019年10月に予定される消費税の8%から10%への増税と、2020年1月に迫った米マイクロソフト(Microsoft)のOS「Windows 7」のサポート終了を指す。2014年4月、5%から8%への消費増税とWindows XPのサポート終了をほぼ同時に迎えた際は、約半年前の2013年秋ごろから出荷数が右肩上がりに増える、いわゆる「XP特需」に沸いた。

 調査会社のMM総研によると、2013年度通期(2013年4月~2014年3月)の国内パソコン出荷台数は前年同期比9.7%増の1651万3000台と過去最高だった。XP特需が去った後、長く出荷の伸び悩みに直面しているパソコンメーカー各社は、増税とWindows 7のサポート終了という「ダブル特需」で、5年前のXP特需の再来を期待している。

NECPCは軽さ、HPは量、パナは中堅中小で勝ちに行く

 NECPCはダブル特需を刈り取るため、13.3型液晶で重さ800グラム台というモバイルノートパソコンを全面刷新した。「世界最軽量」をひたすら追求していた従来機と異なり、軽さに加えて剛性感の高さやデザインの良さ、バッテリー駆動時間の長さなども並立させた「LAVIE Pro Mobile」で攻勢をかける。

 「当社が先駆けとなった(12型以上で重さ1キログラム以下の)超軽量モバイルPCという分野は2018年に(日本全体で)60万台を出荷し、2013年からの5年間で3倍に増えた。競合他社も出荷数を伸ばしているが、当社は2019年にこの分野で過去最高の出荷を目指している」。NECPCの河島執行役員はこう意気込む。

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