「全ての関係者に多大な迷惑をかけたことを、心からおわび申し上げる。全社一丸となって再発防止策に徹底的に取り組み、信頼回復に全力を挙げる」。スズキが2019年5月10日に開催した2018年度通期(2018年4月~2019年3月)の連結決算会見は、完成検査の不正に対する同社会長の鈴木修氏の謝罪で始まった(図1)。

図1 スズキ会長の鈴木修氏
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

 同社は2019年5月、一連の完成検査不正に伴うリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。2015年5月から2019年2月に生産した29車種・約201万台が対象である。リコール費用は813億円に達する(関連記事)。

 スズキは2016年に、燃費測定に関する不正行為が発覚した経緯がある。不正行為を繰り返したことについて鈴木修氏は、「トップの責任は、2016年当時より重いと考えている」としたが、自身の進退には言及しなかった。

 度重なる不正行為によって損なわれた信頼の回復について、社長の鈴木俊宏氏は「全社が一丸となって、地道に取り組むしかない」とした(図2)。

図2 スズキ社長の鈴木俊宏氏
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら