ベルニクスは、外形寸法が10mm×11mm×6mmと小型ながらも正負両方の出力が可能な昇降圧型DC-DCコンバーターモジュール「BUDシリーズ」を開発し、販売を開始した(ニュースリリース)。スイッチング方式を採用した非絶縁型のDC-DCコンバーターである。入力電圧範囲は+3〜18Vと広く、出力電圧範囲は±3〜18Vである。バッテリーの出力電圧や、不安定なバス電圧を入力とし、それらの電圧から安定した正負の出力電圧を作成する。

外形寸法が10mm×11mm×6mmと小さく、正負両方の出力が可能な昇降圧型DC-DCコンバーターモジュール。ベルニクスの写真
[画像のクリックで拡大表示]


 IoT端末などに向ける。一般に、IoT端末では、センサーで検出したアナログ信号をオペアンプで増幅した後、A-D変換器でデジタル信号に変換して無線データ伝送する。ここで使用するオペアンプとA-D変換器は、正負両方の電源電圧で駆動するケースが多い。この電源電圧は極めて重要だ。電圧値の誤差が大きかったり、リップル雑音が多かったりすると、検出したデータの精度が大幅に低下してしまうからである。従って、アナログ回路技術に精通したエンジニアが注意深く設計する必要がある。

 ところが、IoT端末を設計する電子機器メーカーに、熟練したアナログエンジニアがいるとは限らない。アナログエンジニアや電源エンジニアは、日本のエレクトロニクス業界全体で減少しているからだ。そこでベルニクスは、IoT端末に簡単に搭載できる小型で正負出力が可能な昇降圧型DC-DCコンバーターモジュールを開発した。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら