京セラは2019年4月26日、同年3月期連結決算および今後の事業戦略に関する説明会を開催した。2020年3月期は設備投資と研究開発に計2000億円を充て、事業拡大および生産性改善を加速させる。

京セラ 代表取締役社長の谷本秀夫氏

 2020年3月期の設備投資額は前期比2.5%増の1200億円、研究開発費は同14.4%増の800億円を見込む。いずれも同社では過去最高の額となる。

 事業拡大に向けて、複合機やセラミックパッケージの中期的な需要増に対応するために、工場への設備投資を進めて生産能力を増強する。さらに、新事業を研究開発体制も再編する。ソフトウエアやADAS(先進運転システム)などは2019年5月から順次稼働する予定の「みなとみらいリサーチセンター」(横浜市)、材料開発やIoT(Internet of Things)などは同年4月に名称変更した「けいはんなリサーチセンター」(京都府相楽郡)に集約することで、スピードアップを図る。

 一方、生産性改善については既存の「生産性倍増プロジェクト」を発展させる。ファインセラミック部品事業における自動化や人工知能(AI)を活用したモデルラインは、稼働率が1.5倍に、人員が1/5で済むという成果が出たことから、適用対象を電子部品全般や複合機、機械工具に広げる。複合機事業会社の京セラドキュメントソリューションズにおける自動生産ラインも、人件費が1/10になるなどの成果が出ており、適用する現場を増やす。

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