米クアルコム(Qualcomm Technologies)は、同社のモバイル機器向けプロセッサーSoC「Snapdragon」に、ミッドレンジからハイエンドまでの新たな3製品を追加した(ニュースリリース1)。Snapdragon 7シリーズの「Snapdragon 730」/「Snapdragon 730G」、およびSnapdragon 6シリーズの「Snapdragon 665」である。

 新製品をスマートフォンなどのモバイル機器に搭載すると、機器のユーザーは人工知能(AI)やゲーム、カメラなどを従来よりも快適に使えるようになるという。3つの新製品のうちSnapdragon 730には、最大2.2GHz動作のCPUコア「Kryo 470」を8つと、Vulkan 1.1対応のGPUコア「Adreno 618」、さらにAI処理回路を強化したDSPコア「Hexagon 688」を集積させた。

Snapdragon 730の特徴。Qualcommのスライド
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 これらのプロセッサーコアをベースにした同社のAI処理機能「第4世代AIエンジン」を備えることにより、既存の「Snapdragon 710」(関連記事)比でAI性能を2倍にしたという。さらに、Snapdragon 730はSnapdragon 7シリーズとして初めて、ビジョン処理向けISP(Image Signal Processor)の「Spectra 350」 を実装した。これで、ビジョン処理時に節約できる消費電力がSnapdragon 710の4倍になったという。また、Snapdragon 730では、同社の「aptX」や「Aqstic」といった音響技術が利用できる他、ダウンロード速度が最大800Mビット/秒のLTEモデム「Snapdragon X15」を集積させた。無線LANは「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)を利用でき、2×2のMIMOに対応している。Snapdragon 730は8nm FinFETプロセスで製造する。

「第4世代AIエンジン」の概要。Qualcommのスライド
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