日本航空(JAL)の100%子会社で、2020年春の運航開始を予定している中長距離格安航空会社(LCC)のZIPAIR Tokyo(ブランド名はZIPAIR)。情報システムも「LCC」、すなわちローコストクラウドで着々と準備を進め、当初のシステム投資総額を10億円弱に抑えることが日経 xTECHの取材で明らかになった。

JALの中長距離LCC「ZIPAIR」の制服デザインを発表する西田真吾社長(中央)
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 「航空業界はフルサービスキャリアとLCCの2択になっているが、時代が変われば航空会社に求められるものも変わる。今を生きるお客さまの真のニーズを察知して変わらなければいけない。我々が目指すのは究極の納得感、究極のコストパフォーマンスだ」――。

 ZIPAIR Tokyoが2019年4月11日に開催した機体・制服デザイン発表会で、西田真吾社長はそう語り、既存のLCCと異なるポジションを目指す意向を表明した。続いて披露した客室乗務員などの制服は黒色をベースとするシックなデザインとし、原色系のカラフルな色彩が多い他のLCCと一線を画した。

親会社とは違うクラウドサービスを選択

 西田社長が目指す「究極の納得感、究極のコストパフォーマンス」は新会社の運航や営業を支える情報システムにも通じる。

 航空券の予約・発券やチェックインなどの処理を担う旅客系基幹システムはLCC向け予約システムを手掛ける米ラディックス(Radixx)のクラウドサービス「Radixx Res」を採用した。ラディックスによると同社のサービスはLCCや新興国の航空会社など約35社が導入しているという。

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