ヤマハ発動機は、直動案内機構とボールねじから成る製品群「Robonity series(ロボニティシリーズ)」を2019年5月7日に国内で発売する。市販のモーターを組み合わせることで、単軸ロボットとして機能する。同社はこれまでモーターも含めた単軸ロボットとして提供してきたが、ユーザー側で「使い慣れたモーターを選びたい」というニーズが高まってきたことから、モーターを抜いた形態での提供にも踏み切る。

「Robonity series(ロボニティシリーズ)」(出所:ヤマハ発動機)
[画像のクリックで拡大表示]

 同社の単軸ロボットでは、原則として同社選定のモーターを搭載する。しかし、ここ数年はユーザーがモーターメーカーを指定するケースが増えており、カスタマイズという形で対応していた。その背景には、単軸ロボットに限らず生産システム全般でのPC制御の普及があると、同社 ロボティクス事業部FA統括部営業部長の山田勝基氏は語る。PC制御によって汎用言語でのプログラミングが可能になり、プログラム資産を流用しやすくなったため、プログラム資産を生かすためにロボットのモーターを自ら選びたいというニーズが高まっているのだ。「ロボットメーカー固有の言語によるプログラミングは敬遠されるようになっている」(同氏)。

 “モーター抜き”単軸ロボットの提供は、同社がこれまで手掛けてきた既存の単軸ロボットの需要を奪う恐れもある。しかし、そのような潮流がある以上、「迷っているよりも、まず出してみることにした」(山田氏)。新製品群の販売計画数は発売後1年で6000台である。ちなみに、既存の単軸ロボットの実績は、2017年で3万100台だった。価格は未定である。

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)が12月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら