オランダNXP Semiconductorsは、車載ゲートウエーに向けたチップセット「MPC-LS」を発表した(日本語ニュースリリース)。MaaS時代を見据えた製品で、これを使えば、既存のCANとこれから普及するEthernetが混在した車載ネットワークを容易に構築できるといったメリットを得られるという。

車載ゲートウエー(Gateway)は、ECU間やクルマと外部とのデータのやりとりを制御する。NXPのスライド
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 車載ゲートウエーは車載ネットワーク上でのデータのルーティングを担うECUである。ADASや自動運転、MaaS時代になると、従来に比べて車載ゲートウエーの役割が重要になり、扱うデータ量が増える。また、セキュリティーの重要性が高まり、CANなどの既存ネットワークに代わってEthernetが車載ネットワークの主流になる。

 こうしたトレンドに合わせて、次世代の車載ゲートウエーに向けてNXPが用意したのが今回のチップセットの「MPC-LS」である。具体的には、POWERアーキテクチャーコアを集積した「MPC5748G」と、Arm Cortex-A53を4コア集積した「LS1043A」からなる。前者は主にCANなどのレガシーな車載ネットワークを担う。このICは、米Freescale Semiconductor時代の2013年に発表され(関連記事1)、2016年には量産が始まり多くの車載ゲートウエーに利用されているという。

 後者のLS1043AもFreescale時代の2014年に発表されている(関連記事2)。基地局など通信機器/装置に使われてきた。今回、車載グレード版が用意され、そのサンプル出荷が始まった。LS1043Aは車載Ethernetネットワークや車外(クラウドなど)との通信を扱う。

今回のMPC-LSは2チップからなり、MaaS時代(サービスオリエンテドな)車載ゲートウエーに向ける。NXPのスライド
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