日本航空(JAL)とKDDI、KDDI研究所の3社は2019年3月18日、第5世代移動通信システム(5G)を空港業務に活用する実証実験の様子を報道関係者に公開した。

 3種類の実証実験を公開した。「タッチレス搭乗ゲート」は韓国サムスン電子製の28GHz帯の5G基地局を搭乗口の天井部に設置。搭乗口を通る人が持つ5G端末の中に電子搭乗券を入れておけば、タッチなどの操作をすることなく搭乗口を通過できる。「28GHz帯の基地局からは10度と狭い角度のビームを複数本発射しており、その角度により通信中の端末がどの位置にいるかを判定できる。28GHz帯のビームの細さは欠点と捉えられることが多いが、それを逆手に取った」(KDDI)。

天井部に5Gのアンテナを配した搭乗ゲート。28GHzの電波が狭い範囲にしか飛ばないことを逆手に取って個々の搭乗客の位置を特定するのに使う
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 実証実験ではKDDIのネットワーク内にあるエッジサーバー(MEC)に制御サーバーを置き、ここに5G端末内の搭乗券データを伝送して認証する。「遅延は数ミリ秒程度で、多数の乗客が次々に搭乗しても問題なく処理できる」(KDDI)としている。また、この仕組みは搭乗口以外でも応用可能としており「オフィスビルの入館口などのほか、決済サービスと組み合わせれば小売店のレジなどにも展開できる」(KDDI)。

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