富士通研究所が開発したDLU(Deep Learning Unit)を搭載する富士通製品が近々、市場に提供される。DLUは富士通研が開発を進める「ドメイン特化コンピューティング」の一翼を担うプロセッサーで、深層学習の学習処理に向ける。

 富士通研では、Mooreの法則の終焉によって汎用プロセッサーの性能向上が行き詰まることを見越して、特定の分野(ドメイン)に的を絞ったプロセッサーの開発を進めてきた。あるドメインの処理専用にすることで、汎用的なプロセッサーが備える機能の一部を削ぐことができる。削いだ分を、そのドメイン処理の性能向上に割り振り、高速化・省電力化を図る。

余分な機能を削いで、特定ドメインの処理を高速化。富士通研のスライド
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 ドメイン特化プロセッサーの商用化第1弾は、組み合わせ問題の最適化に的を絞った「DAU(Digital Annealing Unit)」である。富士通は、DAUを搭載した、組み合わせ問題最適化の専用コンピューター「デジタルアニーラ」の商用サービスを2018年5月に始めた(関連記事1)、同年12月には性能を高めたDAUの第2世代品を搭載した第2世代のデジタルアニーラを商用サービスに適用した(関連記事2)。

2018年に商用化した「DAU」に続き、DLUの商用化を進める。富士通研のスライド
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