5Gでフィットネス業界からスタジオが消える、東急スポーツオアシスがライブ配信アプリ

2019/02/21 05:00
宇野 麻由子=日経 xTECH

 会員制フィットネスクラブの運営を行う東急スポーツオアシスは、スタジオプログラムのライブ配信に向けたiOS向けアプリ「WEBGYM LIVE」の発表会を行った。2019年1月15日に配信を開始したアプリで、自宅にいながらインストラクターによるレッスンを受けられる。まずはバイク(フィットネスバイク)に関する30分間のスタジオプログラムの中継動画を週に6本ずつ配信する予定。アプリの月額使用料は1950円。

 同社ではこれまで各種エクササイズの指導動画などの視聴に向けた無料アプリ「WEBGYM」を提供しており、iOSおよびAndroid端末で合計約30万ダウンロードされているとする。この無料アプリでは運動を習慣化しやすくすることを目的としていたが、1人で録画された指導動画を見ながらコツコツと運動を続けるのは難しい。そこで、インストラクターによって盛り上げられるスタジオプログラムのライブ映像により継続モチベーションを高めようというのが、今回のWEBGYM LIVEだ。

 アプリでレッスンの内容や開催時間、インストラクターから好みのレッスンを選ぶ。参加予約のボタンを押せば、開始時間の5分前にアプリをインストールした端末や連携するApple Watchにプッシュ通知が届く。開催時間になったところで参加ボタンを押すと、スタジオの中継が始まる。

ライブレッスンの様子
インストラクターは参加者の簡単なプロフィール(ニックネームなど)を把握しており、呼び掛けることが可能。デモでは「さおちゃん、頑張っていきましょう」などと声を掛け、遠隔参加者のモチベーションを上げていた(撮影:日経 xTECH編集部)
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 現時点でのライブ配信はバイクのみ。端末やHDMIケーブル、AirPlayなどで接続したディスプレーを見ながら漕げる状態であれば、どのようなバイクを利用してもよい。同社では専用のバイクとして、「WEBGYM BIKE」を開発し、2019年1月28日から東急ハンズ新宿店で販売している。価格は18万9000円(税込み)。Bluetoothを使ってiPadなどの端末と接続でき、WEBGYM BIKEで取得した回転数や消費カロリー、心拍数などのデータをアプリで管理できる。同社によればフィットネスバイク市場は年間数十万台と、右肩上がりが続いており、既に購入済みのバイクの有効活用を期待する人や新規購入者をユーザーとして見込めるとする。

 アプリ内の他のコンテンツとして、バイクの前後に向くストレッチなどレッスン形式の指導動画を用意するほか、過去に録画されたバイクのスタジオレッスンの動画を多数用意する。今後、ライブ配信にトレッドミル(ルームランナー)を使ったレッスンやヨガ、有酸素運動などのグループエクササイズのレッスンを追加する計画だ。2019年春以降の実現に向けて、参加者側とやりとりできるインタラクティブ機能の開発を進めているという。将来的には機器のデータや生体情報、参加者の映像などをスタジオのインストラクターなどとやり取りできるインタラクティブなレッスンを実現したいとする。

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