三ツ星ベルトは帯電防止の機能を備えたポリアミドを開発した(図1)。トレーや冶具に加工したものを、製造時の帯電に注意が必要な半導体向けに提供する。2019年春の市場投入を目指し「第23回 機械要素技術展」(2019年2月6~8日、東京ビッグサイト)で開発品を披露した。半導体需要の伸びを追い風にシェアの拡大を狙う。

図1 三ツ星ベルトは帯電防止の機能を備えたポリアミドを開発した(撮影:日経 xTECH)
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 同社のラインアップには、さらに単位体積当たりの抵抗率が低い製品や高い製品がある。今回、市場の声に応えて性能の穴を埋めるような製品を加えた格好だ。

 三ツ星ベルトの説明員は「半導体の市場拡大によってニーズが多様化してきた」と話す。肌感覚としては、特に2017~2018年の半導体市場が活況だったようだ。自動運転の実現をにらんだADAS(先進運転支援システム)車載センサーが増えてきたことを要因の1つとする。

 開発品である「CN-CDM」の体積抵抗率は106~1010Ω・mほど。既存の「CN-CDH」は同105~107Ω・mで“半”帯電防止という位置づけ。一方で、体積抵抗率がラインアップの中でさらに高い「CN-NB」は同1012~1015Ω・mとなっている(図2)。用途に合わせてトレーや冶具の導電性を変えたいという需要があるため、材料メーカーは性能に幅を持たせてラインアップを用意している。

図2 開発品である「CN-CDM」の体積抵抗率は106~1010Ω・mほど、既存ラインアップの穴を埋める(撮影:日経 xTECH)
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