デンソーは2019年2月1日、2018年度第3四半期(2018年4~12月)の連結決算を発表した(決算発表資料)。この中で、今後の経営課題としてソフトウエア人材の不足を挙げた。

デンソー グローバル戦略部長の杉浦正則氏(編集部が撮影)
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 「自動運転に関連したソフトウエア開発には桁違いに多くの人材が必要だが、まったく足りていないのが実情」(デンソー グローバル戦略部長の杉浦正則氏)とする。自動運転の領域には米グーグル(Google)をはじめとするIT各社が参入しているが、「彼らの開発サイクルは非常に早く、これまでの自動車業界の感覚で開発をしていると、あっという間に周回遅れになる」(同氏)という。人材を確保し、開発をスピードアップすることが急務とする。

 対策として、例えばトヨタ自動車の自動運転子会社、トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)に出資するとともに、人材も派遣し、効率的なソフト開発手法を取り込もうとしている(関連記事)。

 アクチュエーターやECU(電子制御ユニット)に近い領域では、デンソー、アイシン精機、アドヴィックス、ジェイテクトの4社が共同出資する自動運転ソフトの開発会社、ジェイクワッド ダイナミクス(J-QuAD DYNAMICS)を2019年4月に設立する。ここでも各社の知見と人材を持ち寄り、開発を効率化する。

 また、デンソーは2019年1月、カナダのモントリオールに人工知能(AI)の研究開発センターを開設した(リリース)。カナダの人材を活用しながら、自動運転や工場管理などに使えるAIの開発を目指す。

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