協働ロボットの普及を背景に、台湾の達明機器人(Techman Robot)が勢力拡大を狙っている。同社は、台湾の大手EMS事業者である広達電脳(Quanta Computer)のストレージ部門から派生した新興ロボットメーカー。2018年にはオムロンと戦略的提携契約を締結し、ロボットアームと無人搬送車(AGV)を組み合わせた協働ロボットを共同開発するなど、製品ラインアップや販路の強化を進めている。

達明機器人(Techman Robot)の協働ロボット。「第3回 ロボデックス」での展示。
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 Techmanが手掛けるアーム型の協働ロボットは、多くの競合他社がひしめく。後発の同社はどう差異化するのか。2019年1月16日に開幕したロボット関連の展示会「第3回 ロボデックス」(東京ビッグサイト)の会場で、同社営運長(COO、最高執行責任者)の黄識忠(Scott Huang)氏に聞いた。

ティーチングはフローチャートを作るだけ

 Huang氏によれば、Techmanの協働ロボットの特徴は主に2つある。1つは、ビジョンセンサー(カメラ)が標準で備わっていること。もう1つは、動作のティーチングが簡単なことだ。

 ビジョンセンサーは、全製品のハンド装着部の側面に付いている。物体認識や各種コードの読み取りが可能なので、単純な繰り返し作業だけではなく、品質検査や混流生産といった柔軟性が求められる作業にも向く。物体認識やコード読み取りに関連したソフトウエアもそろっており、ユーザーはビジョンセンサーの選定やソフト開発の手間を省ける。

ハンド装着部の側面にビジョンセンサー(カメラ)が標準で備わっている。
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