海外旅行を手軽に楽しくする――。現地でのツアーやレジャーの予約サイトを手掛けるタビナカ(東京・渋谷)が好調だ。2014年の創業から5年間で利用者数はうなぎ上り。2018年夏には約4億円を調達し、海外現地法人の整備やアプリケーション(アプリ)の開発などに投じる。蓄積した移動データを活用し、MaaS(移動サービス)の展開をにらんで提携先を探す。

タビナカ代表取締役社長の三木健司氏
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 タビナカは、旅行と技術(テクノロジー)を組み合わせた造語「旅行テック」に軸足を置くベンチャー企業だ。同社社長の三木健司氏は「旅行中のすべての動きをおさえていることが強みだ」と語る。事前に必要な予約、そして現地での行動の部分にテクノロジーを用いて海外旅行のハードルを下げる。

 現状ではWebサイトや対話アプリ「LINE」を通してツアーを予約する。利便性の向上を狙い、2019年中にスマートフォン(スマホ)専用のアプリを開発する計画だ。現地の一部エリアで手掛けている音声ガイドの機能を盛り込み、グローバルで使える共通アプリに仕上げる。

 予約サイトは日本法人が手掛け、現地での運用は各国の子会社が担当する仕組み。提携先に一任するのではなく、子会社化した現地法人で大部分の工程を扱うのが特徴。費用を抑えて利益を生みやすい仕組みを整えた。「一般的なツアー会社の約5倍の粗利を確保できることがある」(三木社長)という。一般の海外旅行者に加えて、今後は海外出張のような法人向けのサービスを展開したい考えだ。

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