日産自動車は2019年1月9日、リチウムイオン電池の容量を55%、モーターの最高出力を45%、同最大トルクを6%高めた高性能版の電気自動車(EV)「リーフ e+」を発表した(図1)。電池容量は62kWh(現行の「リーフ」は最大40kWh)。1充電当たりの航続距離は458km(WLTC)と現行リーフの322km(同)に対して40%延長。これにより通勤など日常の近距離移動だけでなく、休日などの遠出でも電池切れの心配が大幅に減った。実際、同社では、リーフ e+の主な顧客層を「週末にレジャーなどで遠出をする層」とみている。価格は416万2320円(税込み)から。補助金の額はまだ確定していない。

高性能版のEV「リーフ e+」
高性能版のEV「リーフ e+」
62kWhの電池を搭載し、1充電当たりの航続距離を458km(WLTC)と現行リーフに対して40%延長した。また、モーターを高出力・高トルク化し、80km/hから100km/hへの加速時間を約15%短縮するとともに、最高速度を157km/hと現行リーフから約10%向上させた。
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 モーターの最高出力は160kW(現行リーフは110kW)に、最大トルクは340N・m(同320N・m)に増大した。電池容量の増大などで車両質量が170~180kg程度増える(電池による増分は130kg)ことから、発進時の加速力を高めるために最大トルクを増大した。最高出力については、追い越しや高速道路での合流などの中間加速を滑らかにするために高めた。これにより、80km/hから100km/hへの加速時間は約15%短縮、最高速度は約10%増の157km/h(現行リーフは144km/h)に向上できたとしている。モーターの最高出力と最大トルクの増大は、モーターそのもののハードウエア面での改良ではなく、インバーターや制御面の改良で実現した。

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