2018年11月28~30日に東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催された「国際航空宇宙展2018東京」には、国内外の多くの航空宇宙産業に関わる企業などが出展、各社の製品や研究開発技術を披露した。中でも会場で大きな規模のブースを展開していたのが、日本の自動車産業とともに航空/防衛産業に関わる企業であるSUBARU(スバル)だ。

2018年11月28~30日に東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催された「国際航空宇宙展2018東京」(主催:一般社団法人日本航空宇宙工業会/東京ビッグサイト)。国内外の多くの航空宇宙産業に関わる企業などが出展した。
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日本の自動車と航空/防衛に関わるスバルのブース中央に展示された、今年7月に米国連邦航空局の型式証明を取得した民間向け最新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」の大型模型(2/5スケール)。スバルとヘリコプター・メーカーである米ベル・ヘリコプター・テキストロン社が共同開発した製品だ。手前は同機をベースとして開発予定の陸上自衛隊向けの次期多用途ヘリコプター「UH-X」の1/10スケール模型。2020年から陸上自衛隊向けに納入開始とされる同機は、今後20年間で約150機が防衛省に納入予定。

 2018年7月に米国連邦航空局の型式証明を取得した民間向け最新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」は、スバルとヘリコプター・メーカーである米ベル・ヘリコプター・テキストロン社が共同開発した製品だ。ブース中央には「412EPX」の大型模型(2/5スケール)が展示された(実機の全長はローター回転時には17.1mに達する)。合わせて同機をベースとして開発予定の陸上自衛隊の次期多用途ヘリコプター「UH-X」の1/10スケール模型が設置されていた。2020年から陸上自衛隊向けに納入が開始される予定の同機は、今後20年間で約150機が防衛省に納入される予定という。

2018年2月にはスバルの航空宇宙カンパニー半田工場(愛知県半田市)で米ボーイング社の大型旅客機「ボーイング777X」の中央翼の製造と主脚格納部の組立結合を完了し、中央翼部の出荷形態を完成させた。
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 他の展示では、CFRP(炭素繊維強化樹脂)によるパネル(フロア)構造部とAl合金材を使用した主翼結合部で構成される、ボーイング787に採用された中央翼の1/10スケール模型を用意。衛星通信技術を利用する無人飛行機制御やVTOL(垂直離着陸)の内容を紹介するなど、スバルの航空宇宙事業の将来技術の一端が垣間見られた。

米ボーイング社の大型旅客機「787」に採用された、CFRPの構造部とAl合金の接続部で構成された中央翼部分の1/10模型。
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 無人ヘリコプター型ドローンを開発しているスバルが、アウディが進めるドローン技術を利用した“空飛ぶクルマ”を単純に生み出せるわけではないが、スバルが自動車事業においてもブランドイメージを拡げる可能性をもつ航空宇宙技術を今後どう活用していくのか注目される。

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スバルの航空技術が採用されたボーイング社の旅客機の模型が展示され、将来の衛星通信技術を利用する無人飛行機制御やVTOL(垂直離着陸)に関する技術のほか、自動車の自動運転技術への応用など、航空技術の新たな展開を解説するパネルが設置されていた。

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