ジャパンディスプレイ(JDI)が、スマートバス停や高精細VRに向けた最新のディスプレーを「第28回 液晶・有機EL・センサ技術展(ファインテックジャパン)」(2018年12月5~7日、幕張メッセ)に展示した。

スマートバス停で、地方のバス交通網を維持

反射型液晶を用いたスマートバス停の展示
時刻表だけでなく、路線図、バス接近情報、広告、地域情報、災害時の情報など、さまざまな内容を表示できる。「乗客だけでなく、バス停周辺の地域住民に有益な情報を提供できる」(JDI)とする。
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 スマートバス停は、紙の時刻表を電子ディスプレーにして、通信で情報を書き換えられるようにしたもの。運行時間外に人手で行う必要があった張り替え作業を不要にできる。JDIによると、日本国内には50万のバス停があるが、特に地方のバス停では時刻表の張り替え作業の負荷が大きく、バス事業の労働環境悪化やコスト増加の要因となっていたという。

 ただし、「日本国内の7割以上のバス停が電源敷設されておらず、外部電源供給がスマートバス停推進の障害となっていた」(JDI)。このため、現在、スマートバス停の比率は全体の1%未満にとどまるという。

 この課題を解決するためにJDIは、同社が開発した超低消費電力の反射型液晶ディスプレーを提案している。反射型液晶ディスプレーの消費電力は、バックライトを使う一般的な屋外専用の高輝度透過型液晶モジュールの約1/500と極めて低い。このディスプレーに太陽光発電パネルとバッテリーを組み合わせることで、外部電源供給不要のスマートバス停を実現する。

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