「モビリティーの歴史を振り返ると、鉄道に自動車、飛行機がおよそ100年ごとに生まれてきた。空飛ぶクルマも100年に1度、飛行機以来のパラダイムシフトになるはずだ」――。こう語るのは、デロイト トーマツ コンサルティング IP&Cセクター マネジャーの山本晴一朗氏である。同氏は、航空宇宙分野の展示会「国際航空宇宙展2018東京」(2018年11月28~30日、東京ビッグサイト)と併催の「空飛ぶクルマ・シンポジウム」で講演し、「空飛ぶクルマが実現すれば、人の価値観やライフスタイルに大きな変化をもたらす」と語った。

デロイト トーマツ コンサルティングの山本晴一朗氏(撮影:日経 xTECH)
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 「空飛ぶクルマは『大衆化』するポテンシャルを十分に秘めている」と山本氏はみている。大衆化とは、日常(短中距離)の移動手段として、多くの人の選択肢に上がるようになること。山本氏が大衆化する根拠として挙げたのは、価格、離発着場、搭乗方法だ。

 価格は、1km当たりの運航コストを200円程度に抑えられる可能性があるという。機体の軽量化や騒音の低減を実現できれば、商業ビルの屋上や鉄道駅、公園などアクセスしやすい場所に離発着場を設置できるとみる。搭乗時の利用客のセキュリティー検査を、旅客機に比べて簡易化できるとみている。

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