ドローンの導入支援を手掛けるブルーイノベーション(東京・文京)はIHI運搬機械と共同で、可動式のドローン離着陸場(ポート)を開発した(図1)。ドローンがポートの模様をカメラで認識、機体位置を空中で制御して着陸する仕組み。自動着陸の誤差をポート未使用時に比べて5割以上減らし、300mm以内に抑える。東京大学の鈴木・土屋研究室と共同で物流拠点での実証実験を進め、2019年中の市場投入を目指す。

図1 ブルーイノベーションがIHI運搬機械と共同で開発した可動式のドローン離着陸場(ポート)
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 ポートに印刷するのは「ArUcoマーカー」と呼ぶ2次元の模様だ。決済などで普及が進む「QRコード」のようにカメラで瞬時に意味を読み取る。大小さまざまな模様の1個ずつに「前進」や「停止」といった意味を持たせ、特定の模様がカメラの画角の決まった位置に入るまで、ドローンは空中で位置を調整する。

 模様は「タイベックス」と呼ぶテントの屋根などに使う光沢のあるシート材に印刷した。同シート材には、カメラで撮影したときの反射を抑えて、画像認識の精度を高める効果がある。

ドローン運行のPFを握りたい

 市場投入時の価格は未定。ポートを使ったドローン運行の仕組みの普及を最優先に考え、「シート部分は価格を数万円程度に抑えて販売したい」(同社ソリューションサービス部プロジェクトマネージャーの田口直樹氏)という。ブルーイノベーションは、ポートの販売に加えて運行支援での月額料金で収益を得るビジネスモデルを検討する。離着陸の状況をポートから通信でクラウドに飛ばし、空港の管制システムのように運行を管理する。

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