100円ショップなどで販売されるスマートフォン向けの安価なUSBケーブル(100均USBケーブル)は排除されるかもしれない。USBロゴの認定を受けていないUSBケーブルは、今後スマートフォンやパソコンで認識されないようになる可能性が出てきた。

100円ショップで販売されるUSBケーブル
(撮影:スタジオキャスパー)
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 USB規格の標準化団体であるUSB-IFと米デジサート(DegiCert)は2018年11月、USB Type-Cのセキュリティー認証機能にデジサートのデジタル証明書を採用すると発表した。USB Type-Cは、USBインターフェースの規格の一つ。USB-IFのジェフ・ラベンクラフトプレジデント兼COOは日経 xTECHの取材に対して、「セキュリティー認証機能を有効にしたUSBケーブルでないと充電できないようにすれば、情報漏洩や故障などのリスクからスマートフォンを保護できる」と話す。どういうことだろうか。

不正なデータ転送を防ぐ

 USB Type-Cのセキュリティー認証機能では、USB Type-Cコネクターを使う機器やUSBケーブルをデジタル証明書を使って認証し、その製品の機能を確認できる。USBケーブルでは、ケーブルごとに異なるデジタル証明書を搭載し、TLS/SSLを使ったクライアント認証と同じ要領で公開鍵暗号を使って認証する。

 目的の一つは、不正なデータ転送を防ぐこと。認証機能がないと、悪意を持った人が公衆の場所などに充電用としてケーブルを設置し、ユーザーがスマートフォンやパソコンを接続すると、充電している間にファイルなどのデータを盗み出すような攻撃が可能になる。

 認証機能を使えば、充電だけを行うケーブルか、データ転送も行うケーブルかを機器側から確認できる。「充電機能のみ」と確認したケーブルしか認識しないようにすれば、データが盗まれるのを防げる。

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