「民間企業から、『空飛ぶクルマ』という新しいものに対して『どれぐらいアクセルを踏んで取り組んでいいのか分からない』といった声が聞かれる。そこで、我々としては、将来の予見性を高め、事業者の参入を促したい」――。こう語るのは、経済産業省の海老原史明氏(製造産業局 航空機武器宇宙産業課 課長補佐)である。同氏は、航空宇宙分野の展示会「国際航空宇宙展2018東京」(2018年11月28~30日、東京ビッグサイト)の併設セミナー「空飛ぶクルマ・シンポジウム」で基調講演を行い、空飛ぶクルマ実現への課題や官民協議会の取り組みについて語った。海老原氏は、空飛ぶクルマの実現を促すために、経済産業省が国土交通省と共同で2018年に設立した「空の移動革命に向けた官民協議会」の担当者である(関連記事)。

 このシンポジウムは、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科附属SDM研究所の「空飛ぶクルマ研究ラボ」と、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが立ち上げた「航空機電動化コンソーシアム」が主催したイベントである(関連記事)。想定を上回る登録があり、すぐに満席となった。そのため、当初よりも広い会場に変更して募集を再開。その結果、約800人の事前登録があったという。空飛ぶクルマという新しいモビリティーに対する関心の高さがうかがえる。

講演する経産省の海老原史明氏(撮影:日経 xTECH)
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