ダイハツ工業とトヨタ自動車は2018年12月5日、アクセルペダルの踏み間違いによる急発進を防ぐシステムの販売を開始した。既に販売した車両に後付けで装着できるもので、エンジンの出力を抑えて前進時と後退時の急発進を抑制する。自動でブレーキはかけない。

 現在、ダイハツは「スマートアシスト」、トヨタは「Toyota Safety Sense 」という予防安全システムの搭載車を増やしている。ただ、既に販売した1世代以上前の旧型車については、後付けでこれらの最新システムを搭載できない。そこで両社は最低限の予防安全対策として、今回の後付けシステムを開発した。

 ダイハツは2013年10月まで販売していた軽自動車の先代「タント」を、トヨタは2015年12月まで販売していたハイブリッド車(HEV)の先代「プリウス」と、2018年4月まで販売していたHEVの「アクア」を対象にして同システムを販売する。両社は今後、対象車種を増やす計画である(図1)。

図1 ダイハツの先代「タント」(2代目)
(出所:ダイハツ)
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 今回のシステムは、車両前後の障害物を検知する超音波センサーとエンジン出力を制御する装置、車内に取り付ける表示器などで構成する。車両の前後方の3m以内にある障害物を超音波センサーで検知し、運転者がアクセルペダルを強く踏んだ場合に、アクセルペダルの踏み間違いとシステムが判断して急発進を抑制する仕組みである。超音波センサーはトヨタがデンソー製。ダイハツはサプライヤーを明かさないが、デンソー製とみられる(図2、3)。

図2 前部バンパーに取り付けた超音波センサー
(出所:トヨタ)
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図3 後部バンパーに取り付けた超音波センサー
(出所:トヨタ)
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