独自の音声認識技術「AmiVoice」を使ったシステム提供などを手掛けるアドバンスト・メディアは、新築マンションの内覧会に向けた運営支援アプリを2018年12月1日に発売する。同社は、建築現場で音声入力技術を活用し、新築マンションの施主(主にデベロッパー)が施工会社(主にゼネコン)の作業をチェックする検査工程などに向けた建築工程管理プラットフォームサービス「AmiVoice スーパーインスペクションプラットフォーム」を販売している。今回のアプリは、そのサービスの新機能と位置付ける。ゼネコンなどでの利用を想定している。

新築マンションの内覧会運営を支援する
各部屋を案内している案内員の状況を本部で把握できる。現場を受け持つ案内員はキーボードなどでの入力が難しいため、音声入力を利用する(図:アドバンスト・メディア)
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 新築マンションの内覧会は、主に施工を請け負ったゼネコンがマンション住戸を購入した顧客(一般消費者)に向けて開催するもの。新築マンションは現物ができる前にモデルルームやパンフレット、デベロッパーの説明などを参考に購入を決めることが多い。このため、内覧会で初めて現物を見ることになる。そこでは、各住戸の設備や共用部分が、事前に想定した通りに出来上がっているかどうかを、ゼネコンなどの説明を受けながら、チェックしていく。各住戸の内覧では。顧客1人(1組)に対して案内員1人が付き、約2時間かけて説明・チェックを行い、確認シートに了承のサインをもらう、というケースが一般的という。

 住戸の内覧会は、いわば“密室”になる。各戸で案内員が進行し、それを1階ロビーや管理人室裏などに設けた本部で運営・管理する。そのため、(1)内覧会の進捗具合が分からない、(2)各戸で起きている問題などが把握できない、(3)案内員の習熟度にバラつきがあり、顧客の不満につながるケースがある、(4)購入者が要請した修理・改良箇所などを書きとめた書類やコピーが大量に発生する、といった課題が生じていた。構内無線(インカム)や携帯電話などを使って各案内員と情報をやり取りする場合があるものの、効率の良い運営は難しかったという。

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