いすゞ自動車は、電池を「交換式」にした小型の電気自動車(EV)トラックを開発した(図1、2)。残量の減った電池を、約3分で充電済みのものと交換する。急速充電で30分以上かかることが多い従来のEVトラックに比べて、非稼働時間を10分の1以下に短縮。物流事業者が重視する車両の稼働率を高めて普及を目指す。自治体と連携して、2019年3月までにゴミ収集車として運用を始める。

図1 いすゞ自動車が開発した電池を「交換式」にした小型の電気自動車(EV)トラック、斜め前から
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図2 斜め後ろから、ごみ収集用の荷室部は極東開発工業製
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 搭載する交換式のリチウムイオン電池パックの容量は40kWh。質量は約300kgである。満充電の電池パック1個で50km以上を走行可能にする。ゴミ収集車は1回の利用で20k~30kmを走ることが多く、遠い場合でも50kmほど。1日当たり100km前後を走る小口配送用のトラックに比べて距離が短く、約半分の電池容量で車両を造れる。積載空間を確保しやすい。

 いすゞxEVシステム開発部チーフエンジニアの阿部義幸氏は「(航続距離に加えて)騒音や振動、排ガスを減らせる点も、住宅街まで入り込むゴミ収集車との相性が良い」と話す。

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