国内IT大手の2018年4~9月期連結決算は明暗が分かれた。日立製作所、NECおよびNTTデータの3社が増収、富士通が減収だった。

IT大手4社の2018年4月~9月期連結決算
会社名 事業分野 売上高(前年同期比) 営業利益(前年同期比)
日立製作所*1 全体 4兆4918億円(2.6%) 3445億円(13.6%)
情報・通信システム 9601億円(3%) 982億円(29%)
富士通 全体 1兆8345億円(▲4.6%) 952億円(240.2%)
テクノロジーソリューション 1兆4091億円(▲0.1%) 478億円(6.7%)
NEC 全体 1兆3364億円(3.8%) 138億円(90.1%)
IT関連*2 1兆2633億円(-) 304億円(-)
NTTデータ 全体 1兆227億円(6.5%) 600億円(6.6%)
注:各社の表下部分はITサービス関連部門で、調整額を除いた数字 *1 営業利益は同社資料にある「調整後営業利益」 *2 「パブリック」「エンタープライズ」「ネットワークサービス」「システムプラットフォーム」「グローバル」部門の合計

 好調が続くのは日立だ。同社の「情報・通信システム」部門は売上高が前年同期比3%増の9601億円とほぼ横ばいだったものの、営業利益は220億円増の982億円と伸びた。日立の西山光秋執行役専務CFO(最高財務責任者)は、「第2四半期の累計で過去最高の営業利益」とする。システムインテグレーション(SI)事業が堅調だった他、サーバーやストレージなどのハードウエア事業が改善した。「ハード事業は規模を縮小しつつも収益性が改善している」(西山CFO)。

 IoT(インターネット・オブ・シングズ)事業である「Lumada」の売上高は同11%増の5000億円。そのうち、人工知能(AI)などを活用して顧客の課題を解決する「Lumadaコア事業」が同52%増の1310億円と成長した。同社は2018年9月、タイに「Lumadaセンター」を開設するなど、海外でも攻勢をかける。

 富士通の「テクノロジーソリューション」事業は売上高が同0.1%減の1兆4091億円とほぼ横ばい。営業利益は同6.7%増の478億円だった。インフラサービスが振るわなかったほか、携帯電話基地局の投資抑制が減収の要因となった。PCサーバーとITサービス事業が好調だった。

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)は12月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら