米マイクロソフトがWindows 10の年に2回の大型更新プログラムを取り下げ、2018年10月16日18時の時点で再開のメドが立っていないという異例の事態が続いている。

Windows 10の大型更新「October 2018 Update」の不具合に関する告知
(出所:日本マイクロソフト)
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 経緯はこうだ。米マイクロソフトは2018年10月2日(現地時間)、Windows 10のバージョン「1809」、通称「October 2018 Update」の提供を始めた。

 同社はWindows 10の大型更新をおおむね半年に1回のペースで提供している。今回の大型更新は、4月末に提供開始したバージョン「1803」、通称「April 2018 Update」に続くものだ。

更新したらファイルが消失

 しかし、October 2018 Updateの提供開始後すぐに「大型更新を適用したらファイルが消えた」という報告がネット上に流れるようになった。これを受けて、米マイクロソフトは10月8日(現地時間)、「ファイル消失の報告について調査するため」として提供を停止した。その後、10月16日18時(日本時間)時点で大型更新の提供を再開しておらず、再開のメドも立っていない状況だ。

 1週間程度で更新プログラムを停止したため、実害を受けたユーザーはかなり少なかったとみられる。米マイクロソフトは大型更新提供開始後、段階的に更新の適用を促す方針を採っている。当初は「Windows Update」の自動更新でOctober 2018 Updateが適用されることはなく、ユーザーが手動で更新プログラムをダウンロードして適用した人にリスクがあった。しかも、後述するように、ファイルが消失する条件はかなり限定的だった。

手動でOctober 2018 Updateを適用する際の画面
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