米エヌビディア(NVIDIA)は2018年10月10日、スウェーデン・ボルボ(Volvo)が2020年代初頭に生産する「レベル2+」の自動運転車に、NVIDIAの車載AIコンピューター「DRIVE AGX Xavier」を採用したと発表した。同日に開催されたNVIDIA主催の開発者会議「GTC Europe 2018」で明らかにした。

Volvoが「Xavier」を採用(出所:NVIDIA)
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 レベル2+は、従来の先進運転支援システム(ADAS)よりも自動化を進めたもので、高速道路での自動運転を実現する。360度の周囲認識と運転者監視システムを独自に統合した自動運転機能になるという。このほか、新たなネット接続サービスやエネルギー管理、車内の個人認識といった機能も実現できるとする。

 DRIVE AGX Xavierは、SoC(System on Chip)「Xavier」を搭載した車載AIコンピューターだ。同SoCはGPU、CPU、ISP(イメージ・シグナル・プロセッサー)、ビデオプロセッサー、PVA(プログラマブル・ビジョン・アクセラレーター)、DLA(ディープ・ラーニング・アクセラレーター)の6種類のプロセッサーを集積する(関連記事1)。30TOPS(毎秒30兆回)のディープラーニング演算を30Wの消費電力でこなす。

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SoC「Xavier」(出所:NVIDIA)

 Volvoは2017年6月にレベル4の自動運転システムの開発でNVIDIAと協業すると発表している(関連記事2)。今回の発表は両社の関係をさらに拡張するものといえる。これまでは開発用のAIコンピューターを使っていたが、量産車には今回のXavierを使うようだ。

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