米Facebook傘下の米Oculus VR(以下、オキュラス)が、満を持して発表したVR向け新型ヘッドマウントディスプレー(HMD)「Oculus Quest」(関連記事1関連記事2)。米国サンノゼで2018年9月26~27日(現地時間)に開催した開発者向けイベント「Oculus Connect 5」では、参加者がQuestを体験できる状態でデモ展示していた。果たして、新型機によるVR体験はいかなるものか。筆者がプレーした2つのVRコンテンツを基に、その実力を探る。

 Oculus Questの特徴は、パソコンやゲーム機などとの外部機器との接続が不要で単体動作が可能な「スタンドアロン型」でありながら、従来の接続型のVR用HMD並みに性能が高いことである。頭部のヨー/ピッチ/ロールの3軸の回転に加えて、3方向(X軸とY軸、Z軸)の直線移動(の距離)を検出する(追跡する) 「6DoF(Degrees of Freedom)」に対応する。さらに、右手と左手それぞれに持つ2つの専用コントローラーも、6DoF対応である。

Oculus Quest。上側にあるのが本体で、下側にあるのがコントローラー(撮影:日経 xTECH)
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 オキュラスは2018年5月に、スタンドアロン型のHMD「Oculus Go」を発売済み(関連記事3)。ただし、ヨー/ピッチ/ロールの3軸の回転を検知する3DoF対応にとどまる。Oculus Goは、Oculus Questの開発過程で生まれた機種とされる。もともと、オキュラスが韓国Samsung Electronics(サムスン電子)と開発した簡易型HMD「Gear VR」の開発チームが中心となって手掛けたという。Gear VRは、スマートフォンと一体化させることで、VR用HMDとして利用する、いわゆる「モバイルVR」と呼ばれるタイプのものである。

 Oculus Goの開発チームが主軸になっているだけに、Oculus QuestはGoを踏襲する部分が散見される。例えば、Goと同じく内蔵スピーカーを搭載する。接眼レンズなどHMDの光学系はGoと同じだという。

Oculus Quest本体を接眼レンズ側から見たところ(撮影:日経 xTECH)
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