空のライドシェアやスカイタクシーに向けた電動の垂直離着陸(VTOL)機の開発が世界中で活発化している。その中でよく知られる新興企業が、「Volocopter」を開発中のドイツ・ボロコプター(Volocopter)である(以降、社名をボロコプター、機体名をVolocopterと表記)。同社は、ドイツDaimlerや米Intel Capitalなどから、総額2500万ユーロ以上の出資を受けている。2017年9月にはドバイで自律飛行を成功させ、2018年1月の展示会「CES」ではIntelの基調講演に登場。実際に飛行する様を見せて、会場を沸かせた(関連記事)。

2018年のCESでは、Intelの基調講演で飛行デモを見せた(撮影:日経xTECH)
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 ボロコプターが狙う市場は、都市内の移動用途である。距離にして「およそ30km」(同社CEOのFlorian Reuter氏)。実際、現行の機体「2X」は、最大航続距離は27km(MTOM:最大離陸質量時)である。まずは、都市の中心部と最寄りの国際空港を結ぶ「ピア・ツー・ピア」の交通手段への適用を狙う。例えば、羽田空港や英国ロンドンのヒースロー空港、米国ニューヨークのJFK空港などである。こうした大都市のそばにある空港は「ほとんどVolocopterの飛行範囲にある」(Reuter氏)という。

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