爽やかな笑顔と無茶ぶりを振り撒くUデスクから、また指令が下った。

「Amazon Echo Spotの試用記事って、やらないの?」
「160問聞いてもAlexaが答えるだけですから、意味ないですよね(関連記事「『きゃりぱみゅ』『チバニアン』分かったAIスピーカーどれ?」「検索・通販・雑談、160問テストが暴いたAIスピーカーの個性」)。うーん…目玉は無料テレビ電話機能ですが、まだ日本では公開されていなくて試せないんです」
「いや、電話は”もしもし””はいはい”して通じたっていうだけで終わっちゃうから別にいいんだよ」
「あとは…動画を見ながら料理とか?」
「それだよ、それ。動画見ながら料理って結構新しいよ!FoodTech(フードテック)も注目だしね。じゃ、よろしく」

日本で2018年7月26日に発売された「Amazon Echo Spot」。価格は1万4980円(税込み)。外形寸法は104mm×97mm×91mm、重量は419g
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 そんな訳で、米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)の「Amazon Echo Spot」(以下、Spot)を使って楽しく料理をすることになった。Spotは日本では2018年7月26日に発売された、小型液晶タッチパネルディスプレー付きのAIスピーカー(スマートスピーカー)である。円形に見える2.5インチ(画素数は公称480×480)のディスプレーが一体どんなものなのか、分解班の血が騒ぐが、確かに使用せずに分解してしまうのも味気ない(実は分解班ではしょっちゅうそうだが…)。

 今回試すことになったのは、Spotの発表会などでも目玉スキル(AIスピーカー向けアプリ)として挙げられていた「DELISH KITCHEN(デリッシュキッチン)」だ。ベンチャー企業のエブリーが運営する動画メディアの1つで、同名のスマートフォン(スマホ)アプリやWebサイトを通じて、調理工程を短時間で紹介するレシピ動画を公開している。

「デリッシュキッチン」は目玉スキルとして、Spotの発表会でも紹介されていた
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 レシピ動画メディアといえば、海外ではITメディア企業の米バズフィード(BuzzFeed)が運営する「Tasty」が有名で「Tasty Japan」もあるが、国内市場では今回試すデリッシュキッチンやdely(2018年7月11日にヤフーが子会社化を発表)の「kurashiru(クラシル)」が強いようだ。さらに料理レシピコミュニティーサイトの「Cookpad(クックパッド)」(クックパッドが運営)もレシピ動画事業へ2017年12月に本格参入し、2018年2月に同事業「CookpadTV」を分社化するなど、競争が激化している。

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