「SSDなどで徐々に採用が広がっているものの、MRAMは、正直、苦しい状況が続いている。そんな中、マイコンやSoCなどでCMOS論理回路と混載する埋め込みMRAM(Embedded MRAM)に期待している」――。2018年8月6日に米国サンタクララで開催されたMRAM関連のイベント「MRAM Developer Day」に参加した、複数のMRAM研究者はこう口をそろえる。

 狙うのは、論理回路と混載する埋め込みフラッシュメモリーや埋め込みSRAMなどの置き換えである。埋め込みメモリーはもともとMRAMの本命の用途の1つとされてきた。

 このうち、先行して置き換えられる可能性が高いのが埋め込みフラッシュメモリーである。例えば、埋め込みMRAMは埋め込みフラッシュメモリーに比べて追加するマスク数が少なく、コスト面で利点がある。さらに、「微細化が限界に近づいており、論理回路に比べて、埋め込みフラッシュメモリーが占有する面積が大きくなっている。例えば、ハイエンドの車載マイコンの場合、全体の約70%を埋め込みフラッシュメモリーが占めるとされる。それだけに埋め込みMRAMに対する期待は大きい」(メモリー技術に詳しい研究者)という。

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