働き方改革を進める企業の間でノートPCのニーズが高まっている。社内外に持ち運べてテレワークがしやすい機種が必要になるからだ。ここ1~2年で売り上げが2倍に増えるベンダーも出てきた。売れ筋ノートPCを紹介しよう。

 「従来企業で広く導入されてきたデスクトップPCやA4サイズのノートPCの販売台数は伸び悩んでいる一方、より小型のノートPCやタブレットはここ1~2年で出荷台数が前年の2倍に伸びている。働き方改革が叫ばれるようになってぐっと増えてきた」。NECの佐々木紀安プラットフォームソリューション事業部主任はこう明かす。

 政府が2016年度から推し進める働き方改革に企業が本腰を入れるようになり、ノートPCの需要が高まっている。NECのほかデルや日本HP、富士通、レノボ・ジャパンといったノートPCベンダー各社に取材したところ、デスクトップPCの売り上げは横ばいだがノートPCは伸びていると分かった。

 2020年1月にWindows 7のサポート期限が終了することも要因の1つだが、PC各社は従業員の働き方改革をサポートするため社内PCをノート型に切り替えたいという企業の需要が最大の要因とみる。デルの田中源太郎執行役員クライアント製品本部長は「PCはオフィスの自席だけでなく、会議室など社内を移動しながら使ったり、在宅勤務などオフィス以外で使ったりもする。多様な働き方に合ったデバイスが求められるようになってきている」という。

家に持ち帰りたくなるサイズ

 PC各社は企業のニーズを売れ筋ノートPCのスペックに反映させている。主要メーカー5社が現在販売しているWindows 10搭載ノートPCの売れ筋製品は「A4サイズのノートPCに比べて軽く小さく、搭載ディスプレーは13インチ前後」という共通点がある。いずれも、2017年後半から2018年初めにかけて発売した製品だ。

主要ベンダーが働き方改革向けに提供しているノートPCの例
写真提供:NEC、デル、日本HP、富士通、レノボ・ジャパン
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 重さは従来主流だったA4サイズのノートPCに比べて3分の1程度の1キログラム前後。サイズについては幅と奥行きがそれぞれ300ミリ前後、210ミリ前後と、A4サイズノートよりも40ミリ以上小さくなっている。

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