日本OpenStackユーザ会は2018年7月5日、「OpenStack Days Tokyo 2018」開催概要を発表した。OpenStack Days Tokyoはクラウドコンピューティング向けOSS(Open Source Software)である「OpenStack」関連のトピックを扱う専門コンファレンスであり、2018年は8月2~3日、東京・中央区日本橋のベルサール東京日本橋で開催される。クラウドネイティブなアプリを動かす技術を幅広く扱う「Cloud Native Days Tokyo」も併催される。

 開催概要の記者会見では、日本OpenStackユーザ会の会長である水野伸太郎氏(NTTソフトウェアイノベーションセンタ)が登壇。2018年5月にカナダ・バンクーバーで開催された「OpenStack Summit Vancouver 2018」で話題になったトピックを踏まえて、OpenStackの最新動向およびOpenStackプロジェクトを主催する非営利団体「OpenStack Foundation」がどのような方向に動いているかを報告した。

日本OpenStackユーザ会会長の水野伸太郎氏(左)とOpenStack Days/Cloud Native Days Tokyo 2018実行委員長の長谷川章博氏(右)

 OpenStack Summit Vancouver 2018の今年のテーマは「Open Infrastructure」。水野氏によると、会場内に貼られた案内ポスターはOpen InfrastructureのロゴがOpenStackより目立つようにレイアウトされており、「OpenStackだけでなく、それを取り巻くコンテナ、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デプロイ)、エッジコンピューティング、NFV、HPCといった多様なユースケース、エコシステムを盛り上げていこう、そういう意図が伝わる作りになっていた」という。

 参加者数は約2600人。ピークとなった2016年(米オースチン開催)の7800人に比べて3分の1程度に減少した。これは、OpenStackの開発者向けイベントを2017年から「OpenStack PTG(Project Teams Gathering)」として分離したこと、さらにコンテナ運用ツール「Kubernetes」の専門イベント「KubeCon」が始まったことが原因だという。「KubeConの参加者とOpenStack Summitの参加者を合計すると、OpenStack Summitピーク時の6000~7000人とほぼ同じになる。インフラまわりの技術者でイベントに参加できる人数がそれぐらいなのだろう」(水野氏)。

 開発者向けイベントをPTGとして分離したことで、OpenStack Summitはユーザー向けイベントの性格を強めている。OpenStack Summit Vancouver 2018のセッションは、NFV(Network Functions Virtualization)、エッジコンピューティング、コンテナなど具体的なユースケースに特化したものになり、ユーザーが参加しやすいように、それぞれのトラックはユーザーが属する領域(職種、業種)ごとにフォーカスしたセッションで構成されていた。

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