日産自動車は2018年7月9日、国内の五つの車両組立工場で、排ガスの測定データを改ざんしていたと発表した(関連記事)。同日の会見ではCCO(チーフ・コンペティティブ・オフィサー)の山内康裕氏らが経緯を説明した。社長の西川廣人氏は出席しなかった。山内氏の主な発言は以下の通り。

日産と同様に排ガス測定データの改ざん問題があったSUBARU(スバル)では、社長兼最高経営責任者(CEO)の吉永泰之氏は代表権とCEO職を返上した。日産は経営責任をどう考えているか。

 (2017年に発覚した)完成検査の問題以降、対策と実行の責任は私(山内氏)にある。社長である西川の指示の基に動いている。まず説明するのは、私があたるべきだ。問題が起きた原因を深掘りして、二度と起きない仕組みをつくることが一義的な責任だと考えている。

謝罪する日産の山内康裕CCO (写真:加藤康)

現場が排ガスの測定データを改ざんした原因をどう考えるか。

 動機については、弁護士(西村あさひ法律事務所)が中心となって調査している最中である。原因について、断定的に言うことは差し控えたい。

 ただ現段階で推測すると、例えば社内基準値を(国が定めた)保安基準に比べてかなり厳しい設定にしていることがあるかもしれない。厳しい社内基準値があるために、現場で書き替えることは法律違反にならないと思ったのかもしれない。

 また検査時に社内基準値に収まらないと検査をやり直しするなど、現場にとって厳しい社内規定もある。(生産台数の約1%を)抜き取りして検査するが、1台当たり1日半くらいかかるものだ。

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