衣料品などのネット通販サイト「ZOZO TOWN」を運営するスタートトゥデイは、専用の採寸スーツ「ZOZOSUIT」で計測した体型データに合わせた服を販売するプライベートブランド「ZOZO」の新製品として、「ビジネススーツ」「ドレスシャツ」のセット販売を2018年7月3日18時に開始すると発表した(関連記事「ZOZOSUITが仕様を完全変更、マーカーで計測する『新型』提供へ」)。当初の「お試し価格」は2万4800円(通常価格は4万4800円、いずれも税込)。これまでにZOZOブランドで展開してきたシャツやデニムパンツは、あらかじめ用意した大量のサイズパターンから顧客の体型に適したサイズパターンの商品を提供する「パターンオーダー」だったが、今回は注文を受けてからパターンを引く「フルオーダー(カスタムオーダー)」品とする。生産国は中国。

お試し価格2万4800円のビジネススーツ、ドレスシャツセットに身を包んだスタートトゥデイ 代表取締役社長 前澤 友作氏
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 お試し価格の期間は未定で、様子を見て期間を検討するという。「ビジネススーツ」はウール生地で、無地を3色、ヘリンボーンを4色用意する。ポケットやズボンの裾始末などの細部デザインも選択式となっている。通常価格は3万9900円(税込)。「ドレスシャツ」の生地は計14色を用意しており、着丈などのサイズや袖口デザインなどを選択できる。通常価格は4900円(税込)。このほか、長さ6種、幅6種、16色を用意したシルクネクタイを8月上旬に2500円(税込)で発売する。

フルオーダーにより、様々な体型でもぴったりサイズのスーツを得られることを、15人の同社社員モデルと共に強調した
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 フルオーダースーツでは、採寸データの取得状況が問題となる。弊誌編集部での実測例では首回りを測るためのマーカーが隠れてしまい、首回りサイズに3cm以上の誤差が発生した(関連記事「ZOZOスーツは仕掛けた罠を見抜けるか、“わがままボディ“記者が挑戦」)。こうした状況に対して、スタートトゥデイ 代表取締役社長の前澤 友作氏は「マーカーが読み取れない場合も、ほかの測定できている部位のサイズから機械学習を利用して正しい値を推測する」とした。

 ビジネススーツなどの発売と同時に、デニムパンツやTシャツのバリエーションを増やすことも発表した。男性向け製品3種、女性向け製品4種が追加となる。

パターンオーダーによるカジュアル衣料品に計7種を追加した。女性からの要望が高かったというオックスフォードシャツやスキニーデニムなどが加わった
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 2018年7月3日からは世界72の国・地域にプライベートブランドのZOZOを展開することを明らかにした。告知として、応募者から抽選で10万人に採寸用スーツZOZOSUITとTシャツ、デニムパンツを無料配布するキャンペーンを実施するという。対象地域に日本は含まない。

「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」が同社の理念。ようやく、プライベートブランドのZOZOで海外展開を始められたとする。他社ブランドを扱う「ZOZO TOWN」は国内のみで海外展開はしない
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