トヨタ自動車は国内で車種数を減らし、開発と販売の効率を高める。新型「カローラ」の投入に併せて、国内で「オーリス」の販売をやめた。新型「クラウン」では、3車種構成から1車種に減らす。ともに世界共通プラットフォーム(PF)を採用した。国内市場の縮小に備えるとともに、限られた開発資源を競争が激しい分野に振り向ける。

 2018年6月26日、新型ハッチバック「カローラスポーツ」と、全面改良した高級セダンのクラウンを国内で発売すると発表した。

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左がカローラスポーツ、右がクラウン

 カローラスポーツは、同年3月に欧州で発表した「オーリス」と基本構成は同じ。国内でオーリスを廃止するが、事実上、同車の後継車といえる。「プリウス」や「C-HR」に使うCセグメント用プラットフォーム「GA-C」を採用した。世界共通の設計指針「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に基づいて開発したPFである。

 国内ではカローラにハッチバックを新しく追加した形になる。現在販売中のセダン「カローラアクシオ」とワゴン「カローラフィールダー」については、現行型の生産を継続する。2019年に全面改良するとみられる。

 トヨタにとって大きな決断といえるのが、ハッチバックの後に国内投入するセダンとワゴンに、同じPFを採用することだ。開発責任者である小西良樹氏(トヨタMid-size Vehicle Company MS製品企画ZEチーフエンジニア)は、「(新しい)カローラのPFは一つ」と明言した。カローラ全車種で共通のPFになる利点があるものの、国内販売に影響が生じる可能性がある。

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