図研プリサイト(本社横浜市)は企業内外の技術文書からナレッジを抽出して管理・活用するシステム「Knowledge Explorer」を2018年10月1日に発売する。ナレッジ抽出の処理に人工知能(AI)を適用したのが特徴。技術者が取り組もうとしているテーマを踏まえて、検討の漏れがないように関連性の強い文書を自動的に選んで提示したり、検討の幅を広げられるよう関連の強い技術用語をネットワーク図やバブルチャートで表示したりする機能の実装を計画している(図1)。

図1 Knowledge Explorerの画面
図1 Knowledge Explorerの画面
作成中の設計仕様書(左)に対し、関連する情報(右)を提示する。
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 同社は2014年ごろに、技術者が作成中の文書から重要キーワードを抽出し、これを基に検索して関連情報として提示する機能などを持つシステム「Knowledge Concierge」を開発した(関連記事)。このとき、例えば「遊星歯車」というキーワードは「遊星」「歯車」と過度に分割すると技術的な意味が薄れるため、いったん分解した品詞を「遊星歯車」と再連結し、その中から重要なキーワードを選ぶ。このアイデアは新システムでも同じだが、当時は再連結はルールベース、重要キーワードの抽出は統計処理によるアルゴリズムであり、「重要なものとして選んだキーワード群に違和感を覚える場合があった」(代表取締役の上野泰生氏)。

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