ホンダが先進運転支援システム(ADAS)「Honda SENSING」で使う単眼カメラを、日本電産エレシス製からドイツ・ボッシュ(Bosch)製に変えたことが分かった。単眼カメラの変更によって、同システムの主要機能の一つである自動ブレーキの昼間の歩行者検知性能を大幅に高めた。

 現在、ボッシュ製の単眼カメラを搭載しているのは、セダンの「シビック」と軽自動車の「N-BOX」(図1)。いずれの車種もHonda SENSINGを標準搭載しており、2017年に行った全面改良で単眼カメラを日本電産エレシス製からボッシュ製に変更した。

図1 軽自動車「N-BOX」
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 ボッシュ製の単眼カメラは現在、英ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)などが、自動ブレーキ用のセンサーとして使っている。日本の自動車メーカーが採用したのは、今回が初めてとみられる。

 ボッシュの単眼カメラは、日本電産エレシスの製品に比べて「水平の検知角が広い」、「歩行者の認識精度が高い」といった特徴があり、走行車線左側の歩道から飛び出す歩行者や、停車している車両の前方から飛び出す歩行者などを検知しやすい。コストも日本電産エレシスの製品より安い。

 またボッシュの単眼カメラは、1台のカメラでHonda SENSINGの基本機能に対応できる。従来は「オートハイビーム」の機能を実現するために、別の単眼カメラを追加していた。これらの理由からホンダは、単眼カメラをボッシュ製に変更したようだ。

 ホンダは今後、Honda SENSING用の単眼カメラにはボッシュの製品を使う。新型車だけでなく、既存の車種についても全面改良の時期に合わせて、日本電産エレシス製からボッシュ製に切り替える計画である。

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