日本HPとDMM.com(本社東京)、リコージャパン(同)の3社は、3Dプリンターを使った量産支援サービス「マスプロダクションサポート」を共同で展開すると発表した。DMM.comが提供している3Dプリントサービス「DMM.make 3D PRINT」の一環として提供するもの。法人を対象に、米HP社製3Dプリンター「HP Multi Jet Fusion」を利用して1000~5000個程度の中量・少量生産を受託する他、同プリンターの導入を希望する顧客に対して造形ノウハウを提供するなどの支援を行う。

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サービス内容について発表するDMM.com 第5営業本部 .make 3Dプリント部門部長の川岸孝輔氏

 マスプロダクションサポート提供の背景には、3Dプリンティングを実製品の新たな製造手段として普及させたいとの狙いがある。造形受託サービスだけでなく、装置導入の支援も手掛けるのはそのためだ。具体的には、サンプル品や試験片をプリントして量産造形の可能性を探る「造形検証支援」、生産能力などを見積もる「性能確認支援」、実際に中量品・少量品を造形する「製造支援」、Multi Jet Fusionの導入に向けて手法やノウハウを提供する「導入支援」、実際に導入を支援する「導入」、新たな材料での造形検証など導入後の運用を支援する「導入後支援」といったサービスを提供する。

 造形受託サービスだけの利用も可能だが、造形した上で自社でMulti Jet Fusionを導入したいという企業には、製品情報や造形に関する知見・ノウハウを同意の上で日本HPら3社で共有して導入を支援する。これにより3Dプリンターを導入したが、上手く活用できないといったリスクを抑えられるとしている。

 さらに、今後は3社に加えてメッキや研磨、加飾などを行うメーカーとも提携し、後加工のサービスも追加したいとしている。

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