「中小クリーニング店が画像解析にAI(人工知能)を駆使」「投資額はわずか30万円」――。グーグルが2018年4月4日に開催したセミナーでこんなユニークな事例が紹介された。

クリーニング店を展開するエルアンドエーの田原大輔副社長が「TensorFlow」を使って開発した衣類自動識別システム
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 福岡県田川市でクリーニング店「クリーニングハウスレモン」を8店舗運営するエルアンドエーの田原大輔副社長は、グーグルが開発・公開するAI(人工知能)ソフト開発ライブラリー「TensorFlow」を活用したシステムを作って、あの手この手で業務効率化を図っている。

エルアンドエーの田原大輔副社長
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 田原副社長が自作したシステムの仕組みはこうだ。まず接客カウンターの真上にカメラを設置。カウンターに衣類を置くと、Yシャツやズボン、スーツなどを瞬時に自動識別して、「Yシャツ200円」のように料金を表示する。

 事前にカメラで撮影した約2万5000枚の衣類の画像をTensorFlowで機械学習させた。衣類の種類によって精度は異なるが、Yシャツやズボンは99パーセントの識別精度を実現したという。

福岡県田川市にある「クリーニングハウスレモン」の店舗
(出所:エルアンドエー)
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 2018年5月中にも1店舗で、自動識別でクリーニング受け付け担当者の業務を支援する実証実験を始める。ゆくゆくは無人店舗を開く野望を抱く。

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