日本アルテラ(米Intel社のProgrammable Solutions Groupの日本法人)は2018年4月12日に都内で報道機関向け会見を行い、米Intel社のMPUベースのサーバーにおけるFPGAの利用拡大に関して発表した(Intelのニュースリリース)。最初に登壇した日本アルテラの和島正幸氏(代表取締役)は、今回の発表に関して「旧・米Altera社がIntel傘下に入り、これまで一緒にビジネスした中では最も大きな成果だ」と述べた。

都内で報道機関向け会見。日本アルテラが撮影
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 今回の発表は3つの案件からなる。第1は、予めFPGAを搭載した、Intelのデータセンター向けハイエンドMPU「Xeon Scalable Processor」(関連記事1)ベースのサーバーが市販されること。第2は、サーバーで稼働するユーザーアプリケーションからFPGAをアクセラレーターとして容易に利用するためのソフトウエア(開発ツールやライブラリー)の提供が始まったこと(このソフトウエアは、上述のFPGA搭載Xeon Scalable Processorサーバーにも実装されている)。第3は、サードパーティ製で、FPGAをアクセラレーターとして利用するXeonサーバー向けのアプリケーション(ソリューション)が増えたことである。

発表の骨子。日本アルテラのスライド
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 予めFPGAを搭載したXeon Scalable Processorサーバーの提供を始めるメーカーは2社が紹介された。米Dell EMC社と富士通である。Dell EMCはラックサーバーの「PowerEdge R640/R740/R740xd」(関連記事2)に、Intel製のFPGAボードを挿して提供する。FPGAボードは「Intel Programmable Acceleration Card(PAC)」である。このボードには、台湾TSMCの20nmプロセスで製造したFPGA「Arria 10 GX」が搭載されている。PAC付きのPowerEdge R640/R740/R740xdは2018年4月11日(米国時間)に出荷を開始した。富士通は、ラックサーバー「PRIMERGY RX2540 M4」にPACを組み合わせて、一部の顧客に提供を始める。

「Intel Programmable Acceleration Card(PAC)」。Intelの写真
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