「実車による自動運転の試験では、テスト走行距離がまったく足りない」――。エヌビディア日本代表兼米国本社副社長の大崎真孝氏は、「第2回 AI・人工知能 EXPO」(2018年4月4~6日、東京ビッグサイト)の基調講演でこのように指摘した。

エヌビディア日本代表兼米国本社副社長の大崎真孝氏
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 世界で運転されているクルマの走行距離は毎年数兆kmに達する。米国では16億km当たり、770回の事故が発生している。こうした状況に対し、自動運転の実験車両による試験では、「仮に200台を使っても年間1600万kmしか走れず、まったく足りない」(同氏)という。解決策として仮想空間で試験をするシミュレーション技術が必須になるとした。

 同社は2018年3月末に米国サンノゼで開催した開発者会議「GPU Technology Conference(GTC)2018」でシミュレーションベースの検証システム「DRIVE Sim」および「DRIVE Constellation」を発表している(関連記事:エヌビディア、「実験の手順やガイドラインを見直す」)。このシステムを使うと、仮想空間で年間数十億kmのテスト走行が可能になるという。

シミュレーションベースの検証システム
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