PCを使った定型作業をソフトウエアのロボット(ソフトロボ)で自動化する技術であるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)。働き方改革の切り札として企業の注目が高まるなか、2018年4月にITベンダー6社がRPA関連ビジネスの参入や強化を相次ぎ表明した。

 富士通グループはRPA事業の共有に向け、RPAツールベンダーの英ブルー・プリズム・グループとUiPath日本法人の2社と提携した。RPAを使ったPC作業の自動化支援サービスの強化を図る。

 ブルー・プリズムのRPAツール「Blue Prism」と、富士通の人工知能(AI)やクラウドといったサービスを組み合わせて提供していく。RPAツールとサービスの組み合わせを検証するなどして、2018年内に顧客向けに提供開始を目指す。

 UiPathのRPAツール「UiPath」の導入支援サービスも始めた。UiPathを使ってPC作業を自動化できるエンジニアを2018年度内に約300人育成して、企業の働き方改革を支援できる体制を整備していく。顧客企業のニーズに応じて、その他のRPAツールとの連携も視野に入れるという。

 ERP(統合基幹業務システム)やBPM(ビジネスプロセス管理)製品を手がけるクレオはRPAテクノロジーズのRPAツール「BizRobo!」を自社製品と組み合わせて、顧客企業の業務を自動化できるようにするRPA関連サービスを始めた。

複数ツールと開発者100人で日本参入

 2社のほかにも新顔が相次ぐ。

2018年4月にRPA市場に参入する主なベンダー
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 オフショア開発ベンダーとしてRPA市場に本格参入するのはベトナムのIT大手FPTソフトウェアの日本法人、FPTジャパンだ。2018年4月にも日本でRPA導入支援サービスを本格化させる。

 UiPath、Kofax Japanの「Kofax Kapow」、独アラゴの「AutoPilot」といった複数のRPAツールを使って導入を支援する。RPAツールによるソフトロボの開発スキルを技術者100人以上に習得させて、保険代理店でのデータ入力、調達や契約の管理、メール処理など、顧客企業の様々なPC業務の自動化を支援していく。

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