熱可塑性CFRP(炭素繊維強化樹脂)が、世界で初めて量産車に採用された。米ゼネラル・モーターズ(GM)が2018年秋に米国で発売するGMCブランドの新型ピックアップトラック「シエラ・デナリ」(Sierra Denali)の荷台の構成部品に、帝人が開発した熱可塑性CFRPが採用された(図1)。

図1 新型ピックアップトラック「シエラ・デナリ」
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 2018年3月1日(米国時間)にデトロイトで行われた新型車の発表会で、GMの担当者が明らかにした。帝人の熱可塑性CFRPが採用されたのは、「ボックスベッド」と呼ぶ荷台の内側に取り付けるパネル部品である。従来は鋼板を使っていた。

 同部品を熱可塑性CFRPに代えることで、従来に比べて質量は28kg(約25%)軽くなった。また、「鋼板よりも複雑な形状の部品を1分以下で成形できる他、強度が高く耐衝撃性に優れる点などが採用の決め手になった」(帝人)とする。

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