米アマゾン・ドット・コムの、音声で操作するスマートスピーカー「Amazon Echo」。もともと一般消費者向けの製品だが、パルコは2018年内にも東京・池袋の大型商業施設「池袋PARCO」で来店客向けの店舗案内に活用する。Echoを店舗案内に利用するのは日本初。世界的にも先駆的な取り組みだ。

池袋PARCOの外観。JR東日本と私鉄各線の池袋駅に直結している
(出所:パルコ)
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 複数のフロアのエレベーター前などに、EchoとAndroidタブレット端末を設置。来店客がEchoに「アレクサ、◯◯というお店はどこ?」と話しかけたときに、Echoの音声と、連動して動作するタブレットの画面によって店舗の場所を示す。

 従来、入口付近のインフォメーションカウンターに店舗案内のスタッフを配置していたが、上層階で行き先に迷った来店客への案内が課題になっていた。

 パルコのCDO(最高デジタル責任者)、林直孝執行役グループICT戦略室担当は「新しいテクノロジーを駆使して人手不足に対応しつつ接客力を強化しようと模索してきた。ロボットなども試行したが、数千万円単位の導入コストが掛かる。そこで、コストを大幅に抑えられるEchoの活用が浮上した」と狙いを説明する。

 パルコがEchoを使う狙いの1つはコスト低減だ。合計で10台程度の導入を予定しているEchoの端末「Amazon Echo」「Amazon Echo dot」の定価は1万1980円(税込)と5980円(同)。ハードウエアの初期投資はわずかである。

パルコのCDO(最高デジタル責任者)である林直孝執行役グループICT戦略室担当(右)と、同室の伊藤健氏
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