三菱電機は2018年2月14日、研究開発成果披露会を開催し、自動車分野向けでは自動運転関連の技術や電動車両向けのモーターシステム関連の技術などを披露した。

 その一つが、悪天候における自動運転の安全性を高める技術である。2017年10月に4基目が打ち上げられた準天頂衛星を利用した技術で、雪や大雨、逆光などで車線の区画線を認識できない場合でも、安全に自動運転できるようにする技術という。4基目が打ち上げられたことで日本の上空には常に準天頂衛星が1台はある状況が整った。

 使用するのは、全地球測位システム(GPS)や準天頂衛星を使った測位に利用するアンテナや3次元の高精度地図、同地図上での自車位置を特定する高精度ロケーター、高精度ロケーターから得た情報を基に走行ルートを生成しその通りに車両を制御する統合制御ユニット、および車載センサーである(図1~3)。車載センサーは、自車前方を監視するカメラやミリ波レーダー、慣性計測装置(IMU)などを使う。高精度地図の情報は高精度ロケーターに組み込み、車載センサーの情報は高精度ロケーターと統合制御ユニットのそれぞれに入力する。

悪天候下での自動運転の安全性を高める技術のシステム構成の概要
図1 悪天候下での自動運転の安全性を高める技術のシステム構成の概要
出所:三菱電機
[画像のクリックで拡大表示]
高精度ロケーター
図2 高精度ロケーター
[画像のクリックで拡大表示]
統合制御ユニット
図3 統合制御ユニット
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)は12月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら